小児はりってなあに?
小児はり小児はりとは、江戸時代中期頃から日本で発祥した伝統的なこどものはり療法です。
小児はりでは、刺すはりを使用するのではなく、刺さないはり使い皮膚表面を軽くなでたり押したりする程度の小さな刺激を主とした優しい施術法です。
「ささない」、「痛くない」、「あつくない」が基本です
こどもの体は未発達のため感受性が高く、大人のような刺すはりを使用しません。
お時間も10分程度で終わります。
お子さんの神経のたかぶりをしずめ精神的にリラックスさせて、ストレスを解消することで健やかな成長を促します。
おもに関西地方で発展し生活に根付いた一般的な施術法ですが、残念ながら岐阜ではまだまだそういった習慣もなく一般的にあまり知られていません。
私は勤務していました鍼灸院では小児はりの患者さんも多く、その素晴らしさに触れ携わることができました。
故郷に戻り開業し、小児はりがもっと生活の中に広がることを願っています。
小児はりで一番有名なのは「疳の虫」の治療。
小児はりは、「ムシのはり」とも呼ばれてました。
治療はお母さんと、お父さん一緒に、だっこされたままでも大丈夫ですのでおこさんも安心です。
最初は「なにされるのだろう?」と思って怖い感じがしますが、一度やってみるとお子さんも好きになってくれますよ。
お子さんは大事な大事な「宝」。その大事な宝の健やかの成長の為に小児はりをぜひお試しください。
適応年齢
生後20日~小学6年生
適応疾患
・疳の虫(かんのむし)
・夜尿症
・小児ぜんそく
・アトピー性皮膚炎
・夜泣き
・チック症 等
最近ではかなり増えています子どものアレルギーやぜんそくなども、小児はりによってお時間はかかりますが定期的に受けることで体質を改善し、症状の軽減ができます。
ご自宅での、予防法もお教えいたします。
治療は、最初は数回続けられるのが一番です。
おうちが遠い場合などは、お教えします予防法で次の施術までの間おうちでやってください。
その後は、週に1回~月に1回定期的に治施術を受けていただくことをおすすめいたします。
不適応症
高熱時(38℃以上)や、急性症状、脱臼、骨折がある場合は小児はりを行えません。
お近くの内科や、小児科の受診をおすすめいたします。